経皮ペプチド、タンパク質、DNAワクチンデリバリーの実用化にむけて

  • 瀬尾 尚宏
    三重大学大学院医学系研究科・がんワクチン治療学教室
  • 珠玖 洋
    三重大学大学院医学系研究科・がんワクチン治療学教室

書誌事項

タイトル別名
  • The possibility of antigenic peptide, protein and DNA delivery by percutaneous vaccination
  • ケイヒ ペプチド 、 タンパクシツ 、 DNA ワクチンデリバリー ノ ジツヨウカ ニ ムケテ

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抄録

がんや新興の感染症などの重大疾患では、効果的でしかも安全と簡便さを兼ね備えたワクチン法及び抗原デリバリーシステムの開発が急務の課題となっている。皮膚にはその表皮及び真皮層に、がんや病原体への免疫監視に必須なT細胞を介した免疫応答を強力に惹起できる樹状細胞と呼ばれている抗原提示細胞が高密度で常在しているため、エピトープ(抗原決定配列)ペプチド、エピトープ配列を含むタンパク質、エピトープをコードしたDNAやRNA抗原のワクチンデリバリーのための最適組織であり、近年がんや感染症を始め種々の新規ワクチン法での応用が期待されている。

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参考文献 (21)*注記

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