非利き手の書字正確性を向上させる練習方法  ―なぞり書練習の有用性―

  • 明崎 禎輝
    厚生年金高知リハビリテーション病院 リハビリテーション科
  • 川上 佳久
    高知リハビリテーション学院 作業療法学科
  • 平賀 康嗣
    高知リハビリテーション学院 理学療法学科
  • 野村 卓生
    大阪府立大学 総合リハビリテーション学部理学療法学専攻
  • 佐藤 厚
    高知女子大学 生活科学部健康栄養学科

書誌事項

タイトル別名
  • An Exercise Method to Improve Writing Accuracy of the Nondominant Hand -The Utility of the Schreibendes Writing Exercise-
  • ヒキキテ ノ ショジ セイカクセイ オ コウジョウ サセル レンシュウ ホウホウ ナゾリガキ レンシュウ ノ ユウヨウセイ
  • -The Utility of the Schreibendes Writing Exercise-
  • ─なぞり書練習の有用性─

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説明

〔目的〕本研究では,書字練習方法として,なぞり書練習と写字練習を比較し,なぞり書練習が書字正確性を向上させるために有用であるか検討した。〔対象〕健常者20名(男性10名,女性10名,年齢30.3歳)とした。〔方法〕対象者を介入A,介入Bに分類し,書字練習を行った。介入Aは規定文章の上にトレーシングペーパーを重ね,その上から写っている文字に反復してなぞり書練習を行った。介入Bは規定文章を白紙の横に並べ,白紙に反復した写字練習を行った。書字評価は書字正確性と書字時間を測定した。〔結果〕練習前後において,介入Aのみ書字正確性に有意な向上が認められた。〔結語〕なぞり書練習は,非利き手による書字正確性を向上させるために有用な練習方法であることが示唆された。<br>

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参考文献 (16)*注記

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