非荷重時の膝関節自動伸展運動におけるスクリューホームムーブメントの動態解析

  • 石井 慎一郎
    神奈川県立保健福祉大学 保健福祉学部リハビリテーション学科理学療法学専攻 国際医療福祉大学大学院 保健医療学専攻科福祉援助工学分野博士課程
  • 山本 澄子
    国際医療福祉大学大学院

書誌事項

タイトル別名
  • Kinematic Analysis of Screw Home Movement with Active Knee Extension in the Non-Weight Bearing Position
  • ヒカジュウジ ノ シツ カンセツ ジドウ シンテン ウンドウ ニ オケル スクリュー ホーム ムーブメント ノ ドウタイ カイセキ

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説明

スクリューホームムーブメントの特性を明らかにするため,非荷重位での膝関節伸展運動をPoint Cluster法を用いた三次元動作解析により計測した。対象は20~65歳までの健常成人30名とした。その結果,19人の被験者は膝関節の伸展運動中に脛骨が外旋し,5人の被験者は終末伸展付近から脛骨が内旋し,6人の被験者は伸展運動中に脛骨が内旋していた。終末伸展付近から脛骨が内旋する被験者は女性が多く,全ての被験者がLaxity Test陽性という身体的特徴を有していた。また,膝関節伸展運動中の脛骨前方変位量も大きいという特徴も認められた。伸展運動中に脛骨が内旋する被験者は,40~60歳代の年齢の高い被験者であった。スクリューホームムーブメントは,靭帯の緊張や加齢変化によって影響を受けることが明らかとなった。<br>

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