実験的肺拘束時の呼吸応答

書誌事項

タイトル別名
  • Respiratory Responses during Exercises in a state of Experimental Restriction
公開日
1987
DOI
  • 10.1589/rika1986.2.117
公開者
理学療法科学学会

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説明

開胸手術後の患者に多く認められる、いわゆる拘束性換気障害の運動に対する呼吸応答を調べるため、健常成人を対象として胸郭、腹部運動を制限した場合(拘束群)と、そうでない場合(コントロール群)についてトレッドミルによる漸増的多段階負荷を行い、その変化を比較し、以下の結果を得た。<BR> 1)運動負荷に伴い呼吸数はコントロール群と比較し、拘束群において有意に増加した。<BR> 2)運動時の一回換気量は両群とも増加したが有意な差は認められなかった。しかし、拘束群においてわずかであるが低い傾向を示した。<BR> 3)運動時の分時換気量は両群で有意な差は認めなかった。<BR> 4)拘束群では運動に伴う換気量増大の応答として呼吸数を増加することで換気量を保っていた。<BR> 5)一回換気量を肺活量に対する相対的な肺容量(TV/VC)としてみると、拘束群はその割合が大きい。すなわち運動量増大に伴う呼吸応答の予備力が低下していることが示唆された。

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