他動的股関節内旋外旋運動が指床間距離に及ぼす影響

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  • Influences of the Passive Range of Motion Exercise of Hip Internal and External Rotation on the Finger-Floor Distance
  • タ ドウテキ コ カンセツ ナイセンガイセンウンドウ ガ シショウ カン キョリ ニ オヨボス エイキョウ

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抄録

本研究の目的は,他動的な股関節内旋外旋運動の施行介入による指床間距離の変化を検討し,改善の要因を明らかにすることである。健常学生27名(平均年齢24.6歳)を施行群(他動的な股関節内旋外旋運動)18名,対照群(他動的な股関節屈曲伸展運動)9名に無作為に振り分けた。介入前後の指床間距離を測定し,改善の要因を検討するために股関節の回旋角度,骨盤角度,および胸腰椎角度の変化値との相関も求めた。その結果,施行群において指床間距離の有意な改善が認められたが,指床間距離と左右の内旋,外旋,骨盤前傾,腰椎屈曲,胸椎屈曲の角度変化値の項目において相関は認められなかった。以上より,メカニズムは明確にできなかったが,他動的な股関節内旋外旋運動には指床間距離を改善する効果があることが明らかとなった。<br>

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