書誌事項
- タイトル別名
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- The Intra-rater and the Inter-rater Reliability of Tandem Gait Test with the Bland-Altman Analysis
- Bland Altman ブンセキ オ モチイタ ツギアシ ホコウ テスト ノ ケンシャナイ ケンシャカン シンライセイ ノ ケントウ
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説明
〔目的〕本研究は,継ぎ足歩行テストの異なる3種類の測定値について,検者内・検者間信頼性を検討することを目的とした。〔対象と方法〕健常成人(57名,平均66.2歳)に,長さ5 m,幅50 mmのテープ上を継ぎ足歩行させ,臨床経験の異なる2名の検者に,その所用時間(TGT)とミス・ステップ数(TGI-1,-2)を測定させた。信頼性の検討には級内相関係数(ICC)とBland-Altman分析を用いた。〔結果〕いずれのテストにおいても,臨床経験の少ない検者の測定値は,臨床経験を有する検者より低いICC(1,1)を示し,系統誤差を有していた。検者間信頼性に関しては,測定項目が比較的少ないTGT,TGI-1の2回目の測定値で,高いICCが得られた。またBland-Altman分析によっても,TGT,TGI-1の2回目の測定値で系統誤差が消失した。継ぎ足歩行を評価方法として使用する場合,所要時間のみを測定するTGTが最も検者内・間信頼性が高いことが明らかとなった。〔結語〕TGT,TGI-1のいずれについても,高い信頼性を補償するためには,少なくとも2回測定し,2回目の測定値を採用することが望ましいと考える。しかし,いずれのテストに関しても,検者の測定に対する熟練度の影響を考慮する必要性が示唆された。<br>
収録刊行物
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- 理学療法科学
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理学療法科学 23 (5), 625-631, 2008
理学療法科学学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679621275392
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- NII論文ID
- 10024375975
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- NII書誌ID
- AN10472896
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- ISSN
- 24342807
- 13411667
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- NDL書誌ID
- 9713801
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可