要介護高齢者を対象とした浴槽移乗動作を模した側方またぎ動作能力測定における検者内信頼性,検者間信頼性の検討

  • 齋藤 崇志
    訪問看護リハビリテーションネットワーク 桜美林大学大学院 老年学研究科老年学専攻
  • 平野 康之
    徳島文理大学 保健福祉学部理学療法学科
  • 金子 弥生
    訪問看護リハビリテーションネットワーク
  • 大森 祐三子
    訪問看護リハビリテーション麻生
  • 大森 豊
    訪問看護リハビリテーションネットワーク
  • 渡辺 修一郎
    桜美林大学大学院 老年学研究科老年学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • Inter-rater and Intra-rater Reliability for the Measurement of Bathing Transfer Ability of Frail Elderly Persons
  • ヨウ カイゴ コウレイシャ オ タイショウ ト シタ ヨクソウ イジョウ ドウサ オ モシタ ソクホウ マタギ ドウサ ノウリョク ソクテイ ニ オケル ケンシャ ナイ シンライセイ ケンシャ カン シンライセイ ノ ケントウ

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抄録

〔目的〕浴槽移乗動作を模した側方またぎ動作能力測定が臨床応用可能であるかを明らかにするため,その信頼性を検討した。〔対象〕要介護高齢者50名を対象とし,有している主な疾患により対象者を3群に分け各群について検者内信頼性を,各群から抽出した対象者に対して検者間信頼性を検討した。〔方法〕浴槽の縁を模した障害物を側方からまたぐことができる最大の高さを,手すりを使用する条件,使用しない条件ごとに調査した。信頼性の検討にはκ係数を用いた。〔結果〕各群の検者内信頼性は,手すりを使用する条件において0.64~0.82,手すりを使用しない条件において0.54~0.72であった。検者間信頼性は,手すりを使用する条件でκ=0.64,使用しない条件でκ=0.54を示した。κ係数はModerate~Almost perfectの一致度と解釈された。〔結語〕本測定は臨床応用可能なテストと考えられた。<br>

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参考文献 (14)*注記

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