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説明
床反力を用いた歩行分析において歩容を立体的にとらえる手法として考えられた力線図は、床反力の3分力のうち2分力を組み合わせたリサージュ波形であり、一般的には前後分力と垂直分力の組合せであるα線図がよく使われる。このα線図から求まる制動期、駆動期の面積が歩行のcadenceによってどのように変化するかを健常成人を使って検討した。その結果、cadenceが増加すると制動期面積は増加するが、駆動期面積は変化せず、また、この面積の増加は垂直分力よりも前後分力による影響が大きいことがわかった。このことより、この面積を歩行分析の指標とする際には、cadenceを制動する必要性が示唆された。
収録刊行物
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- 理学療法のための運動生理
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理学療法のための運動生理 2 (1), 11-14, 1987
理学療法科学学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679621851008
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- NII論文ID
- 130003559678
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- ISSN
- 09127100
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可