膝関節術後早期の筋力回復に伴う運動単位の活動様式の変化

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タイトル別名
  • Changes in Motor Unit Activity Associated with Early Recovery of Muscle Strength after Knee Arthroplasty
  • シツカンセツ ジュツゴ ソウキ ノ キンリョク カイフク ニ トモナウ ウンドウ タンイ ノ カツドウ ヨウシキ ノ ヘンカ

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抄録

〔目的〕膝関節術後早期の膝伸展筋力の回復と神経因子との関係について明らかにする。〔対象〕当院にて人工膝関節単顆置換術が施行された11名とした。〔方法〕術前と術後5日目より休祭日と特別な場合を除いて退院時まで毎日,最大等尺性膝伸展筋力と外側広筋の表面筋電図を測定した。最大筋力発揮時の平均積分値と高速フーリエ変換による中間周波数を算出し,術後5日目の値を100%として正規化し,比較した。〔結果〕最大等尺性膝伸展筋力は術直後,最も低下し,13日目以降の値は術前値と有意差を認めなかった。平均積分値も術直後に最も低下し,その後増加した。しかし,中間周波数は術後から有意に低下した。〔結語〕発揮する筋力を増強させ,かつ,積分値の増加と周波数の低下をもたらす因子は同期化のみである。これらのことから,術後早期の筋力回復に運動単位の同期化が関与している可能性が示唆された。<br>

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