随意運動および運動観察が運動関連脳電位に及ぼす影響

  • 中野 英樹
    摂南総合病院 認知神経リハビリテーションセンター 畿央大学大学院 健康科学研究科神経リハビリテーション研究室
  • 芝田 都季子
    小浜病院 リハビリテーション科
  • 川見 清豪
    摂南総合病院 認知神経リハビリテーションセンター
  • 藤田 浩之
    畿央大学大学院 健康科学研究科神経リハビリテーション研究室
  • 吉田 慎一
    畿央大学大学院 健康科学研究科神経リハビリテーション研究室
  • 河村 章史
    畿央大学大学院 健康科学研究科神経リハビリテーション研究室
  • 森岡 周
    畿央大学大学院 健康科学研究科神経リハビリテーション研究室

書誌事項

タイトル別名
  • Influence of Voluntary Movement and Observation of Action on Movement-Related Cortical Potentials
  • ズイイ ウンドウ オヨビ ウンドウ カンサツ ガ ウンドウ カンレン ノウ デンイ ニ オヨボス エイキョウ

この論文をさがす

説明

〔目的〕本研究は,随意運動および運動観察が運動関連脳電位に及ぼす影響について検討した。〔対象〕対象は,エディンバラ利き手テストにて右利きを示した健常成人8名とした。〔方法〕机上にて対象者自身がカップを把持し,肘関節屈曲運動を行う課題(課題A)と,他者が同様の運動を行うのを対象者が観察する課題(課題B)を実施した。課題A,Bにおける対象者の運動関連脳電位を測定した。測定部位は国際10-20法におけるCzとした。筋電図は上腕二頭筋から測定し,波形の立ち上がりをトリガーとした。抽出項目は運動関連脳電位の出現時間と最大振幅とした。〔結果〕課題A,Bともに運動関連脳電位の出現が認められ,出現時間と最大振幅に有意差は認められなかった。〔結語〕運動観察時には随意運動時と同様の運動関連脳電位が出現することが明らかとなった。<br>

収録刊行物

参考文献 (14)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ