人工膝関節全置換術後早期の理学療法における疼痛強度および疼痛部位の推移

  • 中北 智士
    あんしん病院 リハビリテーション科
  • 和田 治
    あんしん病院 リハビリテーション科 広島国際大学 医療・福祉科学研究科 医療工学専攻
  • 飛山 義憲
    あんしん病院 リハビリテーション科 神戸大学大学院 人間発達環境学研究科

書誌事項

タイトル別名
  • The Site of Pain and the Time Course of Pain Intensity in the Acute Period after Total Knee Arthroplasty
  • ジンコウ シツカンセツ ゼン チカン ジュツゴ ソウキ ノ リガク リョウホウ ニ オケル トウツウ キョウド オヨビ トウツウ ブイ ノ スイイ

この論文をさがす

抄録

〔目的〕人工膝関節全置換術後早期の理学療法における疼痛強度および疼痛部位の推移を明らかにすることとした.〔対象〕人工膝関節全置換術後の患者197名とした.〔方法〕術後1日目より開始し,5日目での退院を目指す早期の理学療法介入を行った.退院日までの5日間からなる評価時期に,対象者から聴取して得られる安静時と歩行時の疼痛部位とその程度の推移を分析した.〔結果〕疼痛強度の推移をみると,術後2日目以降の安静時痛と歩行時痛は1日目と比較して有意に低値を示し,さらに術後3日目以降は,2日目と比較して有意に低値を示した.安静時痛は創部,膝蓋骨内側および膝窩に多く,歩行時痛は,創部,膝窩,膝蓋骨内側および大腿前面に多かった.〔結語〕術後早期から創部以外の疼痛も考慮した理学療法を実施することが重要である. <br>

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

参考文献 (17)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ