健常成人による反復起立運動に伴うダブルプロダクトならびに心拍数の変化とBorg指数との関係

  • 大槻 桂右
    ハーベスト医療福祉専門学校 きのこ老人保健施設 リハビリテーション部
  • 鈴木 哲
    笠岡第一病院

書誌事項

タイトル別名
  • Relationship between the Borg Scale and Changes in Heart Rate and the Double Product after Repeated Standing Exercise Performed by Healthy Adults
  • ケンジョウ セイジン ニ ヨル ハンプク キリツ ウンドウ ニ トモナウ ダブルプロダクト ナラビニ シンパクスウ ノ ヘンカ ト Borg シスウ ト ノ カンケイ

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説明

〔目的〕反復起立運動によって最大心拍数(maximum heart rate; HRmax)の60%(60%HRmax),70%(70%HRmax),80%(80%HRmax)到達時のBorg指数と二重積(double product; DP)ならびに心拍数(heart rate; HR),収縮期血圧(systolic blood pressure; SBP)との関係を分析することである.〔対象〕健常成人18名(年齢27.0歳,男性10名,女性8名)とした.〔方法〕5分間の安静椅子座位後,60%,70%,80%HRmaxに到達するまで反復起立運動を実施した.計測指標はHR,SBP,DPとした.〔結果〕60%,70%,80%HRmax到達時のBorg指数とDPとの間には有意な相関が認められたが,HRはBorg指数の間に有意な相関は認められなかった.〔結語〕反復起立運動では,必ずしもHRとBorg指数が一致するとは限らないことがわかった.反復起立運動を実施する場合,HRとBorg指数との関係のみでリスク管理を行うのではなく,DPの変化も捉えて運動療法に伴うリスク管理を検討する必要性が示唆された.<br>

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参考文献 (12)*注記

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