疲労課題における外側広筋の形態学的変化について  ─羽状角,筋厚,筋束長の経時的変化─

  • 曽田 直樹
    平成医療短期大学リハビリテーション学科理学療法専攻
  • 石田 裕保
    平成医療短期大学リハビリテーション学科理学療法専攻
  • 池戸 康代
    平成医療短期大学リハビリテーション学科理学療法専攻

書誌事項

タイトル別名
  • Changes in Muscle Architecture of Vastus Lateralis Muscle during Fatiguing Contractions
  • 疲労課題における外側広筋の形態学的変化について : 羽状角,筋厚,筋束長の経時的変化
  • ヒロウ カダイ ニ オケル ソトガワコウキン ノ ケイタイガクテキ ヘンカ ニ ツイテ : ウジョウカク,キンコウ,キン ソクチョウ ノ ケイジテキ ヘンカ
  • ─羽状角,筋厚,筋束長の経時的変化─

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説明

〔目的〕本研究の目的は,超音波を用いて疲労課題中及び課題後の外側広筋の羽状角・筋厚・筋束長の変化を明らかにすることとした.〔対象および方法〕健常成人女性12名に対して疲労課題として75%MVCの条件で等尺性膝伸展運動を行わせ,疲労課題中および課題後の羽状角,筋厚,筋束長,RMSを測定した.〔結果〕疲労課題前後の比較では,羽状角が疲労課題後に有意に増加していた.筋束長では,疲労課題後に有意に減少していた.また疲労課題中における形態学的変化では,羽状角が安静時と比較し疲労課題中で有意に増加したが,課題中の変化は認められなかった.また筋束長では,安静時と比較して疲労課題中に有意に減少したが,課題中の変化はなかった.RMSについては,課題の経過とともに増加する傾向があった.〔結語〕これらの知見は,筋疲労や肉離れ,筋力増強に対する評価や治療効果の指標となる可能性があり,今後さらなる研究が必要であると思われる.また超音波がリアルタイムに筋疲労時の形態学的変化を観察することができ,筋の機能を客観的に評価する有効なツールである可能性が示唆された.<br>

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参考文献 (19)*注記

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