座位能力,摂食嚥下機能および,尿失禁の関連性についての検討

  • 若尾 勝
    社会福祉法人賛育会病院 リハビリテーション室
  • 福光 英彦
    目白大学 保健医療学部 理学療法学科
  • 田中 勇治
    植草学園大学 保健医療学部 理学療法学科
  • 徳村 拓哉
    社会福祉法人賛育会病院 リハビリテーション室
  • 星 虎男
    つくば国際大学 医療保健学部 理学療法学科

書誌事項

タイトル別名
  • Examination of Relationships between Sitting Ability, Eating and Swallowing Function, and Urinary Incontinence
  • 座位能力,摂食嚥下機能および,尿失禁の関連性についての検討 : 特に座位能力の重要性について
  • ザイ ノウリョク,セッショクエンカ キノウ オヨビ,ニョウ シッキン ノ カンレンセイ ニ ツイテ ノ ケントウ : トクニ ザイ ノウリョク ノ ジュウヨウセイ ニ ツイテ
  • ─特に座位能力の重要性について─

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抄録

〔目的〕座位能力,摂食・嚥下機能および尿失禁の間の関連性を分析することである.〔対象〕入院中に理学療法を実施した患者128名とした.〔方法〕座位能力,摂食・嚥下機能,尿失禁の有無について理学療法評価および看護師記録等から記録し,これらのうち2つの間の関連性をすべての組み合せについて分析した.〔結果〕座位能力分類1および2と対応する座位能力分類3では摂食・嚥下レベルが低く,座位能力分類と10段階摂食・嚥下グレードも同様であった.また,座位能力が低いと尿失禁が多くみられ,尿失禁の有る群は摂食・嚥下レベルが低かった.一方,座位能力分類1では,摂食・嚥下機能が良好で,尿失禁が少ないことが判明した.〔結語〕摂食・嚥下機能および尿失禁の改善には,まず座位能力の改善が重要である. <br>

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参考文献 (2)*注記

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