果部捻転角計測における測定誤差の検討

  • 今井 丈
    国際医療福祉大学 小田原保健医療学部 理学療法学科
  • 丸山 仁司
    国際医療福祉大学 保健医療学部 理学療法学科

書誌事項

タイトル別名
  • Examination of the Measurement Error of Malleolar Torsion
  • カブ ネンテンカク ケイソク ニ オケル ソクテイ ゴサ ノ ケントウ

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抄録

〔目的〕脛骨の捻れの指標となる果部捻転角の計測法に関しての信頼性の検証に基づき,その測定誤差を検討することを目的とした.〔対象と方法〕対象は下肢に整形外科的疾患のない,学生40名80脚とした.果部捻転角の計測には,ゴニオメーター(角度計)で計測できるSeibelらの方法を用いて,治療台上長座位にて実施した.信頼性の検討に級内相関係数(ICC)とBland-Altman分析を用い系統誤差を確認後,その係数である標準誤差(SEM)と最小可検変化量(MDC)を算出し測定誤差の検討をした.〔結果〕検者内・検者間信頼性ともに,有資格者で系統誤差は認められなかった.測定誤差の指標MDCは3°未満となった.〔結語〕測定の信頼性は十分に定義された方法においては,計測経験や熟練度で異なることや臨床評価としての有用な測定誤差を確認できた. <br>

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