ドローイン歩行の身体反応

  • 屋嘉比 章紘
    国際医療福祉大学大学院 医療福祉学研究科 保健医療学専攻 理学療法学分野 国際医療福祉大学塩谷病院 リハビリテーション室
  • 久保 晃
    国際医療福祉大学 保健医療学部 理学療法学科

書誌事項

タイトル別名
  • Physical Response to Gait with Abdominal Draw-in
  • ドローイン ホコウ ノ シンタイ ハンノウ

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抄録

〔目的〕ドローイン歩行(D歩行)前後での腹横筋(tr)筋厚の変化により,この歩行時の身体反応を明らかにすること.〔対象と方法〕課題1,2で各々成人男性10名,20名.課題1では超音波により得られるtr筋厚をD歩行前後で比較した.課題2では,時速4 kmでのトレッドミル上で通常歩行(N歩行),D歩行,エクササイズウォーキング(E歩行)の間で酸素摂取量を比較した.〔結果〕tr筋厚はD前後で有意差は認められなかった.酸素摂取量は,すべての条件下で有意差が認められた.〔結語〕D歩行前後でtrの筋厚に有意差がなく,D歩行中も腹横筋の収縮は持続されていたと推察できる.また,D歩行はN歩行と比較すると代謝活性に優れていることが示唆される.

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参考文献 (4)*注記

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