3D PET逐次近似画像再構成におけるサブセットおよび緩和パラメータ最適化の検討
書誌事項
- タイトル別名
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- Subset and Relaxation Parameter Optimization in 3D PET Iterative Image Reconstruction
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説明
緩和係数λを動的に調整するDRAMA法は,リミットサイクル現象を回避しつつ収束性の高い画像を少ない反復回数で得ることができる画像再構成法である.3D PETサイノグラムを画像再構成する場合,サブセット構成を方位角θだけでなく傾斜角方向δにも分割することで,より高いコントラスト・ノイズ特性が得られることが期待できる.一方,近年工藤らによって,画素値がリミットサイクルに近いか遠いかをモニタしながらλを制御する,新たなλ制御手法が提案された.本研究ではこのλ制御法を用いて,サブセット構成,δアクセス順序,λ制御単位の最適条件をコントラスト・ノイズ曲線を用いて比較検討した.その結果,サブセットはθおよびδすべてについて分割,δアクセスは平行スライスの後に最大傾斜角から降順となる順序,λはvolume全体で一つの値で制御することが適切であると考えられた.
収録刊行物
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- Medical Imaging Technology
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Medical Imaging Technology 29 (4), 215-222, 2011
日本医用画像工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679628210304
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- NII論文ID
- 130001206634
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- ISSN
- 21853193
- 0288450X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可