三次元データのモデリングと可視化技術の基礎と最前線,医用画像可視化への応用(1)球面調和関数による三次元臓器モデリングと可視化への応用

DOI
  • 健山 智子
    立命館大学情報理工学部メディア情報学科知的画像処理研究室
  • 陳 延偉
    立命館大学情報理工学部メディア情報学科知的画像処理研究室

書誌事項

タイトル別名
  • Fundamental and Frontier of 3D Modeling and Visualization, Its Application to Medical Image (1) Three-dimensional Organs Modeling and Visualization by Spherical Harmonic Function

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抄録

高精細医用画像から得られる人体内部の臓器形状情報を計算機上で再現する際,一般的には,形状表面における特徴点座標を取得する点分布モデル(point distribution model)などが用いられる.本講座では,この点分布モデルに対し,球座標系で形状情報を表現する球面調和関数を用いた臓器形状モデルについて解説を行う.球面調和関数は,三次元ラプラス方程式における角度成分を基底関数として取り扱うことで,複雑な形状をその係数で表現することができる.よって,従来の点分布モデルと比較すると少ない形状ベクトルの次元数で情報を表現でき,膨大な情報量を要する機械学習や今後の遠隔医療におけるデータ送信などに対し,効率的に取り扱うことが期待できる.

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