シンポジウム1-2  自然リンパ球と自己免疫

  • 三宅 幸子
    (独)国立精神・神経医療研究センター神経研究所免疫研究部

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  自然リンパ球は,自然免疫細胞と獲得免疫細胞の中間的性質を持ち,クローン増殖を介さずに迅速にエフェクター機能を発揮し,自然免疫と獲得免疫の橋渡しを担うユニークな細胞として様々な免疫応答に関与します.これまでよく知られているNK細胞,gdT細胞,iNKT細胞に加え,Mucosal Associated Invariant T(MAIT)細胞,Natural helper(NH)細胞など新規のリンパ球が発見されています.我々は,その中でも特にiNKT細胞,MAIT細胞を中心に研究を行っています.iNKT細胞は,特異的に刺激する自然リガンドや合成リガンドの研究が進んでいます.NKマーカーを発現するT細胞であり第二のNKT細胞ともいえるMAIT細胞は,粘膜に多く存在すると考えられていましたが,ヒトの末梢血に存在するabT細胞の数%を占める大きな細胞集団であることが明らかとなり,注目を集めています.これら自然リンパ球についての基礎的研究とともに,マウス自己免疫モデルにおけるその役割,またヒト自己免疫疾患との関連について最新の知見を紹介します.また,粘膜に多いこれらの細胞は腸内細菌叢との関連も深く,自己免疫疾患における腸内細菌叢の研究についても紹介します.<br>

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