知的障害児の肥満に関する研究の展望

書誌事項

タイトル別名
  • Obesity in Children with Mental Retardation : A Review of the Literature
  • 展望 知的障害児の肥満に関する研究の展望
  • テンボウ チテキ ショウガイジ ノ ヒマン ニ カンスル ケンキュウ ノ テンボウ

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抄録

知的障害児の肥満について、国内の研究は国立情報学研究所の雑誌記事索引データベースと研究者ディレクトリ、科学技術振興事業団科学技術情報事業本部のJMEDICINEなど、国外の研究は米国国立医学図書館のMEDLINEを検索した。その結果、国内の文献は17篇、国外の文献は20篇が得られた。これらのうち国内の文献では、肥満の発生率に関する研究が7篇で、それらは肥満の判定方法がさまざまであり、調査対象数と年齢もまちまちであって、正確な肥満出現率は不明であった。国外の文献では、肥満の解消法に関するもののうち9篇がAnthony F.Rotatoriらのグループの体重減少プログラムに関する研究であった。このプログラムは、その有効性が示されているが、日本においても有効なのかどうかを検討することは、重要なテーマであると考えられる。

収録刊行物

  • 特殊教育学研究

    特殊教育学研究 39 (4), 65-72, 2002

    一般社団法人 日本特殊教育学会

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