金ナノ微粒子の二次元配列体の光センサー応用のための表面プラズモン励起による高秩序配列化支援に関する検討

DOI Web Site Web Site 被引用文献2件
  • 芝本 幸平
    首都大学東京大学院理工学研究科分子物質化学専攻
  • 安室 駿輔
    首都大学東京大学院理工学研究科分子物質化学専攻
  • 堀内 剣太朗
    首都大学東京大学院理工学研究科分子物質化学専攻
  • 寺岡 拓麻
    首都大学東京大学院理工学研究科分子物質化学専攻
  • 藤田 隆史
    首都大学東京大学院理工学研究科分子物質化学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • Study of Two-dimensional Highly-ordering of Gold Nanoparticles for an Optical Sensor Using Surface Plasmon Excitation as an Assistance Effect
  • キン ナノ ビリュウシ ノ ニジゲン ハイレツタイ ノ ヒカリ センサー オウヨウ ノ タメ ノ ヒョウメン プラズモンレイキ ニ ヨル コウチツジョ ハイレツカ シエン ニ カンスル ケントウ

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抄録

著者らは表面プラズモン励起を金ナノ微粒子の粒子間反発力強化に利用し，2次元配列化過程における凝集を抑制することで，その配列の高秩序化に成功した．走査型電子顕微鏡（SEM）像観察及び分光測定により，表面プラズモン励起された粒子はその配列中孤立化及び凝集体の低サイズ化が促進されていることを確認した．更に，2次元配列中の金ナノ微粒子の高秩序化により，raman測定時における信号再現性の向上と信号の増大が達成された．以上の結果から，著者らの作製した金ナノ微粒子の2次元配列基板が定量性の求められる分子センサーへの応用にむけての大きな一歩と期待される．

収録刊行物

  • 分析化学

    分析化学 63 (4), 293-298, 2014

    公益社団法人 日本分析化学会

被引用文献 (2)*注記

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