-
- 若松 茂雄
- 東都製鋼株式会社
Bibliographic Information
- Other Title
-
- ニトロソ Rエンホウ ニ ヨル テッコウ チュウ ノ コバルト ノ コウド テイリョウホウ
Search this article
Description
鉄鋼中のコバルトの光度定量にはニトロソR塩法が広く一般に利用されている.この方法は鉄その他の共存成分を分離する必要がないため,操作が簡易であり,迅速に定量できるという有利さはあるが,半面そのためにニッケル,クロムなど有色イオンを生ずる成分を含有する高合金鋼には適用できず,かつ試料の採取量が制限されることと,検量線の作製に困難な事情があるために,微量のコバルトの定量には不適当であるなどの不都合をも生じている.<BR>著者はこの方法について検討した結果,試薬および共存成分より生ずる空実験値を補正する方法を新たに考案することによって,高合金鋼にも適用を可能とすることができた.さらに,このために試料の採取量もコバルト含有量に応じて適当に増減することができるようになったので,微量のコバルトの定量も可能となった.また,検量線の作製方法をも改良し,検量線作製に当っての困難を除去し,操作をいちじるしく容易とすることができた.
Journal
-
- BUNSEKI KAGAKU
-
BUNSEKI KAGAKU 8 (12), 830-832, 1959
The Japan Society for Analytical Chemistry
- Tweet
Keywords
Details 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282679637467520
-
- NII Article ID
- 130000957792
-
- NII Book ID
- AN00222633
-
- NDL BIB ID
- 9199742
-
- ISSN
- 05251931
-
- Text Lang
- ja
-
- Data Source
-
- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
-
- Abstract License Flag
- Disallowed