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- 三井 哲夫
- 京都大学農学部
Bibliographic Information
- Other Title
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- ビリョウ テンビン ノ シンポ
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Description
微量天秤は近時わが国においても,また諸外国でも漸く進展を見,往時のKuhlmann天秤では及び得ないような種々の利点を具備して来ている.改良の主眼は秤量に要する時間の短縮と,取扱いの簡易化におかれており,機構的には複雑になって来ているが,精度や正確さに関してはKuhlmannのそれらと大差はない.天秤の改良は使用者側と製作者側との協力で遂行されるべきもので,使用者側は理解ある要求を出し,製作者側においては,これらの要求を検討することが進歩発展の原動力となるものと信じている.戦後輸入された或る種の微量天秤は,精度においてまことに優秀なものであったが正確さに甚だ劣るものが見出され,これに関して製作者に実験結果を提供し,注意を促したところ,以後の製品に対しては早速特別に試験装置を製作して一々試験することを約束し,その結果最近の製品はこの点について特に留意改善されていることを聞いている1).<BR>本著においては微量天秤の進歩のあとを,各部分に区別して記述する.
Journal
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- BUNSEKI KAGAKU
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BUNSEKI KAGAKU 4 (7), 449-454, 1955
The Japan Society for Analytical Chemistry
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Keywords
Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679638122624
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- NII Article ID
- 130000947360
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- NII Book ID
- AN00222633
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- NDL BIB ID
- 10104488
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- ISSN
- 05251931
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- NDL Search
- Crossref
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Disallowed