腐植物質と疎水性有害有機物質との相互作用とその土壌浄化への活用

  • 福嶋 正巳
    北海道大学大学院工学研究院環境循環システム部門資源化学研究室
  • 寺島 元基
    日本原子力研究開発機構地層処分研究開発部門
  • 藪田 ひかる
    大阪大学大学院理学研究科宇宙地球科学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • Interactions between Humic Substances and Hydrophobic Organic Pollutants and Their Applications to Soil Remediation
  • 分析化学総説 腐植物質と疎水性有害有機物質との相互作用とその土壌浄化への活用
  • ブンセキ カガク ソウセツ フショク ブッシツ ト ソスイセイ ユウガイ ユウキ ブッシツ ト ノ ソウゴ サヨウ ト ソノ ドジョウ ジョウカ エ ノ カツヨウ
公開日
2011
資源種別
journal article
DOI
  • 10.2116/bunsekikagaku.60.895
公開者
公益社団法人 日本分析化学会

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説明

腐植物質(HS)は,親水・疎水部位双方を有する両性物質で界面活性能を持つ.このようなHSの機能は,多環芳香族化合物,ポリ塩化ダイオキシン類,農薬など様々な疎水性有害有機物(HOPs)の土壌への吸着だけではなく可溶化のような移動・拡散にも関与する.HSは,このように相反する働きをするユニークな物質であるが,これらをHOPsで汚染された環境の修復に利用する試みがなされている.HSは,起源や生成環境により構造的特色が大きく異なる不定形であるがゆえに,HOPsに対するユニークなふるまいを示すと考えられる.しかし,このようなHSの不均一性は,環境技術へ応用する場合,どの程度の効果が期待できるのかを評価することを困難にする.本論文では,HOPsとの相互作用にかかわるHSの機能解明に対するこれまでの研究を紹介するとともに,土壌浄化への活用に関する展望を議論する.

収録刊行物

  • 分析化学

    分析化学 60 (12), 895-909, 2011

    公益社団法人 日本分析化学会

被引用文献 (3)*注記

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参考文献 (336)*注記

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