超高温水イオン交換クロマトグラフィー

書誌事項

タイトル別名
  • Superheated Water Ion-exchange Chromatography
  • チョウコウオンスイ イオン コウカン クロマトグラフィー
公開日
2016
資源種別
journal article
DOI
  • 10.2116/bunsekikagaku.65.615
公開者
公益社団法人 日本分析化学会

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説明

100℃ 以上の高温高圧水を移動相とする超高温水イオン交換クロマトグラフィーを開発し,強酸性陽イオン交換樹脂及び強塩基性陰イオン交換樹脂カラムを用いて,陽イオン交換系については常温から175℃,陰イオン交換系については120℃ までの温度範囲でイオン交換分離選択性に及ぼす温度効果を検討した.その結果,アルカリ金属イオン,アルカリ土類金属イオン,ハロゲン化物イオンなどの無機イオンについては,同一の電荷をもつイオン同士のイオン交換選択係数が温度上昇に伴って1に近づくことがわかった.これらのイオンの水溶液中及びイオン交換樹脂中のX線吸収微細構造法(XAFS)による最近接配位圏の構造解析から,イオン交換分離選択性の温度依存性はイオンの水和構造が高温下で破壊されることに起因することが明らかになった.一方テトラアルキルアンモニウムイオンでは160℃ 付近で溶出順が逆転し,サイズの大きなイオンほど保持が小さくなった.超高温水中では特異的吸着などの効果が小さくなるのに対して,クーロン力による固定イオンと対イオンの静電的相互作用が優勢となり,イオン自身のサイズと電荷がイオン交換分離選択性を決める支配的因子となることが示された.

収録刊行物

  • 分析化学

    分析化学 65 (11), 615-623, 2016

    公益社団法人 日本分析化学会

被引用文献 (4)*注記

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参考文献 (43)*注記

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