VRF 型圧縮式ヒートポンプ空調機の非定常特性解析

  • 松本 邦康
    関西電力株式会社 研究開発室 技術研究所 エネルギー利用技術研究室
  • 大野 慶祐
    早稲田大学 理工学研究所
  • 齋藤 潔
    早稲田大学 基幹理工学部 機械科学・航空学科

書誌事項

タイトル別名
  • Numerical Analysis of VRF Compression Heat-pump System under Unsteady-State Condition
  • VRF型圧縮式ヒートポンプ空調機の非定常特性解析 : VRF型に固有な非定常特性の解明
  • VRFガタ アッシュクシキ ヒートポンプ クウチョウキ ノ ヒテイジョウ トクセイ カイセキ : VRFガタ ニ コユウ ナ ヒテイジョウ トクセイ ノ カイメイ
  • -VRF 型に固有な非定常特性の解明-
  • -Analysis of Special Unsteady State Characteristics of VRF Compression Heat-pump System-

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抄録

近年,ビルや商業施設等の業務用の施設では,冷媒の相変化を利用した圧縮式ヒートポンプ空調機の導入が進んでいる.特に複数台の室内機を有するVRF(Variable Refrigerant Flow:冷媒流量可変)型空調機(以下VRF 型)は,個別に制御が可能なこと等の理由により,大規模の建物等でも導入が進んでいる.しかし,既報1)で述べたように室内機の運転状態変化が他の室内機に影響を与えるため,時々刻々と変化する運転条件に対応した最適な運転条件を判別することが非常に困難となる.また,冷媒流量が大きく変化するために,冷媒の分布がシステムに大きく影響することとなる.そこで,本稿では,数理モデルにより非定常特性が評価可能なモデル構築し,実験による評価試験でモデルの妥当性を検証するとともに,本モデルを用いて非定常特性の評価を行う.室内機の運転台数変化というVRF 型空調機に特有な事象について,計算により運転を再現できることを確認し,システムへの影響を評価した.

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