スマートキャンパスの運用による大学の二酸化炭素排出抑制

  • 坂内 正明
    三重大学大学院地域イノベーション学研究科
  • 宮崎 隆彦
    九州大学大学院総合理工学研究院,カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所

書誌事項

タイトル別名
  • Reduction of Carbon Dioxide Emissions from University by Operation of Smart Campus
  • スマートキャンパスの運用による大学の二酸化炭素排出抑制(第1報)個別建物の需要特性と外気エンタルピーによる夏期電力需要予測
  • スマートキャンパス ノ ウンヨウ ニ ヨル ダイガク ノ ニサンカ タンソ ハイシュツ ヨクセイ(ダイ1ポウ)コベツ タテモノ ノ ジュヨウ トクセイ ト ガイキ エンタルピー ニ ヨル カキ デンリョク ジュヨウ ヨソク
  • -第1 報:個別建物の需要特性と外気エンタルピーによる夏期電力需要予測-
  • -1st Report: Prediction of Electricity Demand by Outdoor Air Enthalpy-

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抄録

<tt>本論文では,大学キャンパスにおける電力需要計測値を用いて,大学内の個別建物の需要特性を分析し,外気エンタルピーとの相関を用いて夏期の電力需要を予測する手法について検討した.年間の需要特性を調べた結果,冷暖房のための電力消費量が増加する夏期と冬期には,外気エンタルピーと電力消費量の間に相関関係が見られ,空調による変動成分と電力需要のベース負荷との区別が可能であることがわかった.また,理系,文系,医系,事務系の4 種類の建物について電力需要と外気エンタルピーとの関係を検討した結果,夏期の休暇期等学内の活動者数の変動も電力負荷に影響を及ぼすことが明らかとなった.ただし,全学の電力負荷は個別負荷の合成によって特異的な挙動は緩和されるため,外気エンタルピーのみを用いた単回帰分析でも良好な決定係数が得られた.</tt><tt> </tt>

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