球状活性炭とエタノールを用いた吸着式冷凍システムの性能予測

  • 今村 駿斗
    九州大学総合理工学府
  • 宮崎 隆彦
    九州大学総合理工学研究院 九州大学カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所
  • イブラヒム エリシャリカウィ
    九州大学総合理工学研究院 九州大学カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所 マンソーラ大学工学部機械動力学科
  • ビデュットバラン シャハ
    九州大学総合理工学府 九州大学カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所
  • 小山 繁
    九州大学総合理工学研究院 九州大学カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所

書誌事項

タイトル別名
  • Performance Prediction of Adsorption Cooling System using Spherical Activated Carbons and Ethanol
  • キュウジョウ カッセイタン ト エタノール オ モチイタ キュウチャクシキ レイトウ システム ノ セイノウ ヨソク

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抄録

吸着式冷凍システムの性能向上を目指して新規に開発した球状活性炭は,市販されている活性炭と比較して大きな吸着量を有していることが確認されている.そこで,球状活性炭を用いた吸着式冷凍システムの性能を予測するために,吸着熱交換器の伝熱特性の予測とそれに基づくシステムの動的性能解析を行った.シミュレーションの結果,球状活性炭とエタノールを用いた吸着式冷凍システムは,従来の粉体状活性炭を用いる場合と比較して,最適サイクルタイムにおけるCOP が12%向上する可能性があることがわかった.

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