鱗翅目昆虫の嗅覚コミュニケーションを担う神経機構

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タイトル別名
  • Neural Mechanisms underlying Pheromone Communication System in Lepidoptera
  • リンシモク コンチュウ ノ キュウカク コミュニケーション オ ニナウ シンケイ キコウ

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抄録

多くの鱗翅目昆虫は情報化学物質であるフェロモンによって種を認識し,配偶行動を実現している。ここでは受信者であるオスによるフェロモンの情報処理と,これを担う神経機構について解説する。まず感覚系神経回路の構造と機能について述べ,続いてフェロモンの認識に重要な役割を持つ多成分のフェロモン情報処理について述べる。最後に処理された情報が行動司令情報へと変換される過程を扱う。鱗翅目昆虫で分かっている知見を紹介し,知見が不足している場合は,他の実験動物の研究を参照し,神経機構に関わるいくつかの仮説を提案する。

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参考文献 (286)*注記

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