書誌事項
- タイトル別名
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- Epidemiologic Features of Kawasaki Disease in Japan: from the View Point of the Natuonwide Surveys
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説明
1970年に第1回全国調査が実施されて以来, わが国では21回に渡ってほぼ2年に一度の頻度で川崎病全国調査が実施され, 2011年には第21回調査を実施した. 過去3回(1979年, 1982年, 1986年)以降, 全国規模の流行はないが, 1990年代後半より患者数および罹患率は徐々に上昇し, 2010年の罹患率は1982年の罹患率よりも高かった. 1月に患者が多く, 夏場にも小さな山がみられること, 0歳児後半をピークとしてその後は減少する一峰性の年齢別罹患率を示すこと, などにより, いまだに原因は不明ではあるが, 疫学データは本疾患の発生に感染症が関与していることを示唆している. 一方で親子例や兄弟例の存在からは宿主側の要因の関与も否定できない. 急性期の心障害や発症後1カ月以降の心後遺症の発生頻度は着実に減少している. 全国調査を再解析した研究や別のデータを付加した研究のレビューを行った.
収録刊行物
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- Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery
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Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery 28 (3), 148-156, 2012
特定非営利活動法人 日本小児循環器学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679650209024
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- NII論文ID
- 10031121934
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- NII書誌ID
- AN10042853
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- ISSN
- 21872988
- 09111794
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可