中性点転流方式無整流子電動機の特性
抄録
ここに提案する筆者の考案した無整流子電動機装置 (以下BLMと略称) は、負荷の中性点における補助転流回路をもつ自励自制式インバータと、同期電動機で構成されるもので、わ行時の転流動作は安定し、連度の広範囲に亘つて強力な回生制動が効き、電気自動車負荷を想定して開発したものである。二の装置はつぎの特徴を有している。<br>(1) 補助転流回路を有しているため、制御進み角が0°での運転が可能で、最大トルクまたは最高效率での運転が期待できる。<br>(2) 比較的小容量の転流コンデンサ1個で済む補助転流回路は、極めて簡単で、回生制動回路をも兼ねるので素子の利用率が良い。<br>(3) 回生制動回路はステツプアツプ桟能を有し、電動桟の誘起電圧が電源電圧に比べかなり低くとも昇圧して電力回生可能で、低速領域まで制動が効く。
収録刊行物
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- パワー・エレクトロニクス研究会講演論文集
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パワー・エレクトロニクス研究会講演論文集 1 (0), 1-4, 1975
パワーエレクトロニクス学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679654100096
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- NII論文ID
- 130004405374
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- ISSN
- 18843263
- 03877043
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可