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- 板谷 厚
- 北海道教育大学旭川校
書誌事項
- タイトル別名
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- カンカク ト シセイ セイギョ ノ フィードバック システム
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説明
ヒトの姿勢制御にかかわる感覚入力は,主に視覚,前庭感覚および体性感覚の3 つである.これらの感覚入力が中枢神経系で統合され,姿勢制御に利用される.これらの感覚入力は感覚統合において平等ではなく,また,それぞれの感覚入力に対する重みづけには個人差がある.感覚入力の重みづけは環境,疾病や身体活動に応じて変化するとされる.これはsensory reweighting hypothesis(感覚入力の再重みづけ仮説)と呼ばれ,近年,研究が進められている.スポーツ活動の非日常性によって,姿勢制御における感覚入力の再重みづけが促されることが知られている.今後,感覚入力の再重みづけをスポーツトレーニングやリハビリテーションなどの臨床に応用することが期待される.
収録刊行物
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- バイオメカニズム学会誌
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バイオメカニズム学会誌 39 (4), 197-203, 2015
バイオメカニズム学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679667070720
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- NII論文ID
- 130005145372
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- NII書誌ID
- AN00334047
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- NDL書誌ID
- 026852295
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- ISSN
- 02850885
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可