Natural Killer (NK)細胞の同定と腫瘍細胞破壊機序に関する超微形態学的観察

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asialo GM1をマーカーとして,マウスにおけるNK細胞の超微形態学的特徴の同定と,腫瘍細胞破壊機序の解明を試みた。ヌードマウス脾細胞中では,成熟した核をもつ,いわゆるresting lymphocyteの特徴をもったリンパ球の一部と,単球の一部にasialo GM1抗原陽性所見を認めたが,NK活性はasialo GM1陽性リンパ球のみに依存しており,他の細胞には無関係であった。次にNK細胞は腫瘍細胞と結合することによって,腫瘍細胞を破壊し,超微形態学的には,asialo GM1陽性細胞,即ちNK細胞と接着した腫瘍細胞の膜に破壊がみられ,NK細胞と結合した腫瘍細胞には核を含めた著るしい変性がみられた。

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Details 詳細情報について

  • CRID
    1390282679678260224
  • NII Article ID
    130003641912
  • DOI
    10.3960/jslrt1961.21.337
  • ISSN
    18836801
    03869725
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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