抗リン脂質抗体症候群,特発性血小板減少性紫斑病を合併した大動脈弁閉鎖不全症に対し大動脈弁置換術を施行した1例

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  • Aortic Valve Replacement in a Patient with Antiphospholipid Syndrome and Idiopathic Thrombocytopenic Purpura

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抄録

症例は66歳,女性.9年前抗リン脂質抗体症候群,特発性血小板減少性紫斑病を指摘され,以後血液内科で通院治療を継続していた.今回心不全症状が出現,精査の結果III/IV度の大動脈弁閉鎖不全症と診断された.血液内科医師と連携をとり十分な準備と計画をたて心臓外科手術:大動脈弁置換術を施行した.術前には血漿交換とステロイドパルス療法を施行,また腎機能障害の増悪に対し透析をおこなった.術後は早期より抗凝固療法とステロイドの内服を行い,抗リン脂質抗体症候群の増悪を認めることが無く順調に経過した.

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