豚のアディポネクチン遺伝子 5′ 上流領域における塩基配列多型と皮下脂肪層の厚さとの関係
書誌事項
- タイトル別名
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- Effects of Porcine Adiponectin Ggene Polymorphismin the 5′-Flanking Region on Backfat Thickness
- 豚のアディポネクチン遺伝子5'上流領域における塩基配列多型と皮下脂肪層の厚さとの関係
- ブタ ノ アディポネクチン イデンシ 5'ジョウリュウ リョウイキ ニ オケル エンキ ハイレツ タケイ ト ヒカ シボウソウ ノ アツサ ト ノ カンケイ
- Effects of Porcine Adiponectin Ggene Polymorphismin the 5^|^prime;-Flanking Region on Backfat Thickness
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抄録
豚のアディポネクチン遺伝子 5′上流領域における塩基多型がブタの皮下脂肪層の厚さの違いと関連しているかを検討するため,ランドレース種,デュロック種,梅山豚種,金華豚種各 1 頭のアディポネクチン遺伝子エキソン 1 の 5′ 上流 1810bp を含む領域の塩基配列を決定し,決定した配列間の比較を行った。その領域内では 6 個所の塩基置換,1 個所のポリA数の違い,および 1 個所の欠失が認められ,塩基配列多型のパターンはランドレース種とデュロック種が示した L 型,梅山豚種の M 型,金華豚種のJ型の3種類に分けることができた。さらに各品種7頭について多型部位1個所と欠失部位の有無から遺伝子型を決定した結果,M 型は梅山豚種だけでなくランドレース種,デュロック種,金華豚種内にも存在することが明らかとなった。アディポネクチン遺伝子型と皮下脂肪厚との関係を見るため,204 頭から構成されるデュロック種と金華豚種のF2交雑種グループについて解析を行うと,L 型遺伝子を持つグループはM型やJ型遺伝子のグループよりも皮下脂肪層が薄く,アディポネクチン遺伝子 5′ 上流領域の多型が皮下脂肪層の厚さに関与しており,DNA マーカーとして利用の可能性が示唆された。
収録刊行物
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- 日本養豚学会誌
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日本養豚学会誌 49 (1), 14-22, 2012
日本養豚学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679684885248
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- NII論文ID
- 10030121492
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- NII書誌ID
- AN10202971
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- ISSN
- 1881655X
- 0913882X
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- NDL書誌ID
- 023589762
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可