枯草菌と大腸菌の酵素産生阻害を指標とした抗菌性物質の測定法

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タイトル別名
  • A Colorimetric Assay for Antimicrobial Agents Based on Inhibition of Enzyme Production in Bacteria
  • コソウキン ト ダイチョウキン ノ コウソ サンセイ ソガイ オ シヒョウ ト

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枯草菌のコハク酸脱水素酵素あるいは大腸菌のβ-ガラクトシダーゼ産生を指標とする残留抗菌性物質検出法を開発した.抗菌性物質を添加したMueller-Hintonブロスの2倍希釈列に菌を接種して一定時間培養後, 枯草菌には塩化トリフェニルテトラゾリウムを, 大腸菌にはレゾルフインβ-D-ガラクトピラノシドを発色基質として加え, 550nmにおける吸光度により発育阻止濃度を決定した.枯草菌では2時間培養で0.05~0.4μg/ml, 大腸菌では6時間培養で0.1~1.5μg/mlの薬剤が検出可能であり, 枯草菌については, 芽胞浮遊液を準備しておくと短時間で低濃度薬剤を検出できることがわかった.

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