キジにおける頭部腫脹症候群の発生

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タイトル別名
  • Field Cases of Swollen-head Syndrome in Pheasants
  • キジ ニ オケル トウブ シュチョウ ショウコウグン ノ ハッセイ

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抄録

11, 300羽飼養の養雉場で, 1998年6~7月にかけて, 10日齢前後のひなに眼瞼浮腫を特徴とした疾病が発生し, 損耗率は群により50~80%に達した. 剖検では, 眼瞼周囲皮下組織へのゼラチン様物の貯留, 胸部および腹部臓器漿膜面の軽度混濁がみられた. 病理組織学的には, 化膿性眼瞼結膜炎, 上部気道炎, 心外膜および腹膜の線維素性化膿性漿膜炎が認められた. 病原検索では, 上部気道および実質臓器から大腸菌が有意に分離された. RT-nested PCR法により顔面病変部から七面鳥鼻気管炎ウイルス遺伝子ゲノムを検出し, 本症例をキジの頭部腫脹症候群と診断した.

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参考文献 (22)*注記

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