神奈川県食肉衛生検査所における1970~1990年の豚腫瘍の検出状況

書誌事項

タイトル別名
  • Detection of Porcine Tumor Cases at the Meat Inspection Office of Kanagawa Prefecture in 1970-1990
  • カナガワケン ショクニク エイセイ ケンサジョ ニ オケル 1970 1990

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説明

神奈川県食肉衛生検査所で1970~1990年に, 検査された豚9, 156, 633頭中670頭 (0.007%) に腫瘍が検出され, おもなものはリンパ腫146例, 肝結節性増生あるいは肝腺腫124例, 腎芽腫121例, 悪性黒色腫109例, 卵巣血管腫69例, 子宮平滑筋腫33例などであった.肥育豚ではリンパ腫, 悪性黒色腫, 腎芽腫が, 繁殖豚では肝結節性増生あるいは肝腺腫, 卵巣血管腫, 子宮平滑筋腫が多く認められた. 腎芽腫は雄 (去勢を含む) よりも雌に約2倍多く検出され, またハンプシャー系雑種は腎芽腫の発生率が比較的高いことが示唆された.悪性黒色腫の検出頻度の減少は有色豚の飼育頭数の減少によると考えられた.

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