犬の前立腺肥大症に対する酢酸クロルマジノンの治療効果

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タイトル別名
  • Effect of Chlormadinone Acetate Treatment on Canine Prostatic Hyperplasia
  • イヌ ノ ゼンリツセン ヒダイショウ ニ タイスル サクサン クロルマジノン

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抄録

犬の前立腺肥大症例に酢酸クロルマジノン (CMA) 錠剤を連続経口投与 (4例), あるいはインプラント剤を皮下移植 (5例) して治療効果を検討した. 連日経口投与 (1~2mg/kg/day) では血中CMAレベルは投与開始後急激に上昇して高濃度 (94~280ng/ml) を示したが, インプラント剤皮下移植 (約10mg/kg) では適量 (<10ng/ml) の血中レベルが約1年以上持続した. 投薬開始後約2~3週で投与全例の肥大前立腺は明らかに縮小し, 排尿困難は消失した. 投薬直後に, 血中コルチゾールおよびプロジェステロンの一時的低下がみられたが, 他のステロイドホルモンには特に変化はみられなかった.

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参考文献 (9)*注記

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