哺乳子豚下痢症例における乳糖耐性の低下

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タイトル別名
  • Lactose Intolerance in Suckling Piglets with Diarrhea
  • ホニュウ コブタ ゲリ ショウレイ ニ オケル ニュウトウ タイセイ ノ テイ

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抄録

生後7~8日に下痢を発症した哺乳子豚に乳糖 (2.0g/kg) を経口投与して耐性を正常子豚のそれと比較した. 下痢発現直後の子豚下痢便の水分・乳糖・乳酸は正常便より有意 (P<0.001) に高く, pHは有意 (P<0.001) に低かった. 投与後30分の下痢症例の血漿グルコース濃度上昇は, 正常子豚より有意に小さかった (P<0.001). しかし, 乳糖 (2.0g/kg) とβガラクトシダーゼ製剤 (0.2g/頭) の同時投与, あるいは, グルコース0.5~4.0g/kgを経口投与した場合の血漿グルコース濃度は, 下痢子豚と正常子豚の間に有意差は認められなかった.

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参考文献 (15)*注記

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