犬の頭蓋骨下顎骨骨症 (Craniomandibular Osteopathy) の一治験例

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タイトル別名
  • Canine Craniomandibular Osteopathy Successfully Treated
  • 犬の頭蓋骨下顎骨骨症(Craniomandibular Osteopathy)の1治験例
  • イヌ ノ ズガイコツ カガクコツ ホネ ショウ Craniomandibula

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説明

スコッチテリア種の雌犬で生後3カ月頃から下顎の疼痛を示し, 7カ月齢で受診した. 患犬は体温が40.1℃ と高く, 下顎骨の激しい疼痛のため, 口の開閉と咀しゃくが困難であり, 両下顎骨には明瞭な硬結性肥大がみられた. X線検査で下顎骨の対称性の肥厚が認められたが, 他の頭蓋骨には明確な変化はなかった. 下顎骨の生検材料の組織学的検査で明らかな細胞浸潤が認められ, 以前に何らかの活動性変化が起こったあとの組織像と考えられた. プレドニゾロン, アスピリンおよび抗生物質の投与を5カ月間間欠的に行ったところ症状は消退し治癒した.

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