遺伝子検査によりGM<sub>1</sub>-ガングリオシドーシスと確定診断された柴犬3症例の頭部MRI所見

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タイトル別名
  • Cranial MRI Findings for Three Shiba Dogs Diagnosed with GM<sub>1</sub>-Gangliosidosis Using a Genetic Test
  • 遺伝子検査によりGM1-ガングリオシドーシスと確定診断された柴犬3症例の頭部MRI所見
  • イデンシ ケンサ ニ ヨリ GM1 ガングリオシドーシス ト カクテイ シンダン サレタ シバイヌ 3 ショウレイ ノ トウブ MRI ショケン
  • Cranial MRI findings for three Shiba dogs diagnosed with GM1-gangliosidosis using a genetic test

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抄録

遺伝子型検査によってGM1- ガングリオシドーシスと確定診断された3症例の柴犬において,臨床診断の過程で頭部MRIが撮像された. これらの症例のMRI検査を受けた月齢は異なっていたが(症例1 :3カ月齢と7カ月齢,症例2 :6カ月齢,症例3 :8カ月齢),すべてに共通して,T2強調画像で大脳白質が左右対称性に高信号を呈し,灰白質と白質のコントラストが不明瞭であった. また,Fluid-attenuated inversion recovery画像でも同様の所見が認められた. このようなMRI所見が本疾患の特徴であると示唆されたため,頭部MRI検査は柴犬のGM1- ガングリオシドーシスの補助的診断に有用であると考えられた. また,これら3症例の所在は近畿・中国地方であり,すべてに血統上の関連性が認められた.

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