急性型犬糸状虫症 (Venae cavae syndrome) を呈した猫の1治験例

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タイトル別名
  • A Feline Case of the Venae Cavae Syndrome by <I>Dirofilaria immitis</I>
  • キュウセイガタ イヌ シジョウチュウショウ Venae cavae syndr
  • A Feline Case of the Venae Cavae Syndrome by Dirofilaria immitis

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抄録

Venae cavae syndromeと診断された4才のネコから, 頸静脈式糸状虫摘出法 (頸静脈法) によって7隻の成熟糸状虫を摘出し, 治療に成功した.<BR>術前に, 呼吸困難, 貧血, 心収縮期雑音, 血色素尿などを示していたが, 虫体摘出によってこれらの症状は消失した.<BR>末梢血液中の子虫 (Mf) は, 術前および術後52日で多数認められ, 126日以降では少数となったが, 239日後にも認められた.<BR>ネコにおいても, イヌと同様にVenae cavae syndromeが発症し, 外科的に治療できることが明らかにされた.

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