書誌事項
- タイトル別名
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- Effects of Combination of Exercise and Dietary Treatment on Accelerated Plethysmogram in Subjects with Non-Insulin-Dependent-Diabetes-Mellitus.
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説明
耐糖能異常と判定された地域住民を対象に運動・食事併用療法が加速度脈波に及ぼす効果について検討した。NIDDM患者で1日の平均歩数が7, 000歩未満を1群 (n=6) , 7, 000歩以上をII群 (n=12) として糖尿病教室前後で比較したところ, 体重, BMI, HbA1c, AIおよびCrが有意に低下し, 最大酸素摂取量およびHDL-Cが有意に上昇した。すなわち, II群においてHbA【1c】, が有意に正常域まで低下したことから, II群でのみ血糖コントロールが改善された。糖尿病教室終了後に加速度脈波係数の有意な変化は認められなかったが, 1群では悪化傾向を示し, II群では改善傾向を示した。また, II群でのみ加速度脈波波形パターンが改善する傾向を認めた。<BR>以上のように, 耐糖能異常者でも運動・食事併用療法により末梢循環機能が改善されることが示唆された。また, その改善のためには少なくとも7, 000歩以上の運動量が必要であることも示唆された。
収録刊行物
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- 日本総合健診医学会誌
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日本総合健診医学会誌 25 (2), 160-166, 1998
一般社団法人 日本総合健診医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679689878912
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- NII論文ID
- 130004164621
- 50004923959
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- ISSN
- 1884409X
- 09111840
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可