-
- 林 良二
- 宮川工業高等専門学校
書誌事項
- タイトル別名
-
- A NEW SEA-STAR OF ASTERINA FROM JAPAN, ASTERINA PSEUDOEXIGUA PACIFIC A N. SSP.
- 日本産Asterina属の1新亜種について〔英文〕
- ニホンサン Asterinaゾク ノ 1 シンアシュ ニ ツイテ エイブン
この論文をさがす
説明
Asterina属の分類は従来考えられていたより複雑である。A. exigua(LAMARCK)には,生殖孔を腹側に有し,直接光生をする群と,生殖孔を背側に有するものと2つの群があることが指摘されている(MOKTENSEN, 1921)。DARTNALL (1971)はexiguaと一般に呼ばれているヒトデは数種を含み,また,LAMARCKのexiguaのtypeは既にパリに無く,不明であることから,永く使用されてきたexiguaの古い名を保存するために,腹側に生殖孔を有して,直接発生する群をexiguaとして,新しくneotypeを設け,一方,生殖孔が背側に開口し,ビピンナリア幼生を有すると考えられる群を新種pseudoexiguaとすることを提案した。日本近海では本種は和歌山県串本から知られているが,日本産種は生殖孔を背側に有し,pseudoexiguaに近似すると考えられるが,完全な胎生型である点から,これをpseudoxiguaの一亜種として取扱うことを提案する。
収録刊行物
-
- 動物分類学会誌
-
動物分類学会誌 13 (0), 88-91, 1977
日本動物分類学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282679690817152
-
- NII論文ID
- 110002339143
-
- NII書誌ID
- AN00166758
-
- ISSN
- 2189728X
- 02870223
-
- NDL書誌ID
- 1849279
-
- 本文言語コード
- en
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可