ミオキミア/ニューロミオトニアのヨークシャーテリアの1例

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タイトル別名
  • Generalized Myokymia and Neuromyotonia in a Yorkshire Terrier
  • ミオキミア ニューロミオトニア ノ ヨークシャーテリア ノ 1レイ

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抄録

8歳齢の雌のヨークシャーテリアが呼吸促迫および四肢の硬直を主徴とする発作を主訴に来院した.身体一般および神経学的検査で,体幹部および四肢の筋肉に律動的で波状のミオキミアに特徴的な動きが観察された.筋電図ではミオキミア放電を認めた.脳脊髄液検査は単核細胞増多を示したが,脳のMRIでは明らかな異常を認めなかった.これらの所見から炎症性脳疾患を伴うミオキミア/ニューロミオトニアと診断し,抗生剤とゾニサミド,プロカインアミドの投与を行った.初診から5カ月後の脳脊髄液検査は,正常に復していた.現在11カ月が経過し,ゾニサミドとプロカインアミドの投薬を継続中だが,呼吸促迫および四肢の硬直を示すニューロミオトニアは認められておらず,ミオキミアは頻度と程度が顕著に改善されている.

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