シワオウギダマシおよびトガリオウギガニのゾエア幼生について

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タイトル別名
  • STUDIES ON THE ZOEA LARVAE OF TWO XANTHID CRABS, PARAMEDAEUS NOELENSIS (WARD) AND CYCLOXANTHOPS TRUNCATUS (DE HAAN) (CRUSTACEA, BRACHYURA, XANTHIDAE)
  • シワオウギダマシおよびトガリオウギガニのゾエアの幼生について〔英文〕
  • シワオウギダマシ オヨビ トガリオウギガニ ノ ゾエア ノ ヨウセイ ニ ツイ

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説明

1976年6月,千葉県小湊の東京水産大学付属小湊実験場付近の磯でトガリオウギガニCycloxanthops truncatusの抱卵雌を,1977年6月,鹿児島県種ヶ島安納でシワオウギダマシParamedaeus noelensisの抱卵雌を採集した。両種の抱卵雌は小湊実験場において飼育した。実験室で孵化させ飼育し,両種のゾエア幼生期を記載するとともに,既報のオウギガニ亜科7種,Xantho incisus, Leptodius exaratus, L. parvulus, Xanthodius denticulatus, Paraxanthias taylori,Eurypanopeus depressus,およびCycloxanthops novemdentatusの第1期ゾエアとの比較を行なった。上記9種の第1期ゾエアは第2触角の原節長と外肢長の比により,4グループに分けられる(Table 3)。P. noelensisは,その比により,X. denticulatusと同じグループにまとめられ,第2腹節に退化した後側棘を有する点で,X. denticulatusと区別される。C. truncatusは,その比により,L. exaratus,P.taylori,およびC. novemdentatusと同じグループにまとめられ,頭胸甲側棘が滑面を呈している点で, P. tayloriおよびC. novemdentatusと区別され,第2復節に後側棘を矢く点でL. exaratusと区別される。

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