日本産Uroobovella属Ipidis群(ダニ目イトダニ科)の2新種

書誌事項

タイトル別名
  • ZWEI NEUE ARTEN DER IPIDIS-GRUPPE DER GATTUNG UROOBOVELLA (ACARI, UROPODIDAE) AUS JAPAN
  • 日本産Uroobovella属Ipdis群(ダニ目イトダニ科)の2新種〔英文〕
  • ニホンサン Uroobovellaゾク Ipdisグン ダニモク イトダニカ

この論文をさがす

抄録

イトダニ科UrpodidaeのUroobovella属は175種を含む大群で,HIRSCHMANNによって12群に分けられている。その一つIpidis郡は28種を含み,日本産としては今まで5種が確認されていた。ここに報告する2種は,この群に新たに加わる新種である。このうち,U. minagawaiは皆川望氏によって鹿児島県奄美大島の落葉層から,他の一つU. yasumanensisは,平松文明氏によって長崎県平戸島安満岳の落葉層から発見されたもので,前者に最も近いのは,U. aokii HIRAMATSU, 1979(小笠原母島)であり,後者に最も近いのは,U.ikezakii HIRAMATSU & HIRSCHMANN,1978(長崎県 五島)である。この2新種を含む近縁な日本産7種,メキシコ産1種の合わせて8種につき,相互に区別できる検索表を示した。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ