犬の吸入麻酔および術後とう痛管理におけるモルヒネ，ブトルファノール，またはブプレノルフィンを用いた先取り鎮痛の効果

山下 和人, 安東 真里, 中津 卓也, 松本 宜子, 真船 直人, 久代 季子, UMAR Mohammed Ahmed, 都築 圭子, 前原 誠也, 瀬野 貴弘, 泉澤 康晴

doi:10.2327/jvas.35.37

犬の吸入麻酔および術後とう痛管理におけるモルヒネ，ブトルファノール，またはブプレノルフィンを用いた先取り鎮痛の効果

DOI 日本農学文献記事索引 Web Site 参考文献24件

山下和人

酪農学園大学獣医学部獣医外科学教室
安東真里

酪農学園大学獣医学部獣医外科学教室
中津卓也

酪農学園大学獣医学部獣医外科学教室
松本宜子

酪農学園大学獣医学部獣医外科学教室
真船直人

酪農学園大学獣医学部獣医外科学教室
久代季子

酪農学園大学獣医学部獣医外科学教室
UMAR Mohammed Ahmed

Department of Veterinary Surgery I, School of Veterinary Medicine, Rakuno Gakuen University
都築圭子

酪農学園大学獣医学部獣医外科学教室
前原誠也

酪農学園大学獣医学部獣医外科学教室
瀬野貴弘

酪農学園大学獣医学部獣医外科学教室
泉澤康晴

酪農学園大学獣医学部獣医外科学教室

書誌事項

タイトル別名

Effect of Pre-emptive Analgesia with Morphine, Butorphanol, or Buprenorphine on Inhalation Anesthesia and Post-operative Pain Control in Dogs
犬の吸入麻酔および術後疼痛管理におけるモルヒネ,ブトルファノール,またはブプレノルフィンを用いた先取り鎮痛の効果
イヌノキュウニュウマスイオヨビジュツゴトウツウカンリニオケルモルヒネブトルファノールマタワブプレノルフィンオモチイタサキドリチンツウノコウカ

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説明

犬臨床例の先取り鎮痛の効果をモルヒネ (MOR), ブトルファノール (BTR) およびブプレノルフィン (BUP) について検討した。麻酔前投薬として, アセプロマジン単独またはアセプロマジンとMOR, BTRまたはBUPを併用し, ケタミンで麻酔導入後, 笑気—酸素—セボフルラン吸入麻酔で麻酔維持した。術後にはすべての供試犬にケトプロフェンとBUPを投与した。いずれのオピオイドも術中の麻酔要求量を約2割軽減した。すべての供試犬で強い術後疼痛は観察されず, とくにMORではより効果的に軽減された。