マハタの自発摂餌リズムの日周期性について
書誌事項
- タイトル別名
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- Diel Self-feeding Rhythms of the Sevenband Grouper <I>Epinephelus septemfasciatus</I>
- Diel Self-feeding Rhythms of the Sevenband Grouper Epinephelus septemfasciatus
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抄録
マハタ0歳魚および1歳魚を光条件 LD12:12 の屋内水槽で,また,2歳魚を自然光下の屋外の生け簀で自発摂餌により飼育し,摂餌活動の日周期性について光周期や水温とも関連づけて検討した。0歳魚と1歳魚では,摂餌パターンはいずれも薄明時+明期摂餌型で摂餌活動のピークは明期開始直後の照度が急激に上昇する時間帯に見られた。また,明期終了直前の減光期にも比較的高い摂餌活性が認められた。一方,明期中の摂餌活動の割合は0歳魚の方が1歳魚より高く,逆に薄明時の割合は1歳魚の方が高かった。生け簀の2歳魚においても摂餌活動のピークは朝夕の薄明時に一致した。また,屋内の1歳魚および生け簀の2歳魚では水温が25°Cを超えると摂餌活性が低下する傾向があった。以上から,マハタの摂餌活性は薄明時に高まり,成長と共にその傾向は強くなること,また,25°C以上の水温は摂餌に適さない可能性が示唆された。
収録刊行物
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- 水産増殖
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水産増殖 62 (1), 13-22, 2014
日本水産増殖学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679696748416
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- NII論文ID
- 130005062540
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- NII書誌ID
- AN00124667
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- ISSN
- 21850194
- 03714217
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- NDL書誌ID
- 025358758
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
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- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可